起業のきっかけvol.2
投稿日:2019.09.28
貿易の仕事は主に欧州ブランドの輸入、自社ブランド中国生産品の輸入、香港への輸出などでした。
バイヤーさんたちと買い付けに行き、欧州ブランドの皆さんとお会いするのはエキサイティングでした。
とても張り切って働いていました。
国際ビジネスの現場では予測不可能なハプニングが次々と起きるので飽きる暇はありません。
大好きなファッションの仕事で充実した毎日でした。
ところが一方で、どこか疲れ切っている自分がいました。
1日を終えて帰宅するとたったひとり。
当時はソーシャルメディアもあまりなく、とても孤独でした。
そこで閃いたのは、
「そうだ、パートナーを探そう!」
会社を辞めた私はパートナー探しを始め、案外早く結婚相手を見つけました。
約9年間の結婚生活はずっと専業主婦。
住まいは元夫の勤務先近くの郊外に決まり、都心に多い貿易の仕事は事実上断念。
23区内への引越しを提案しましたが、受け入れてもらえませんでした。
いろいろな事情が重なり、その後離婚。
千葉の実家に戻りました。やはり地元で貿易の仕事は見つからないので、都内に戻り一人暮らしを再開。
苦労しながらも派遣で大手企業の輸出の仕事につきました。
20代の頃培った貿易のスキルが役立ったのです。
そこで頭によぎったのは、
「20代で専門的な仕事をしなかった女性たちはどうなってしまうのだろう?」
という事でした。
もし自分が若いうちに貿易の仕事をしていなかったら、と考えるとゾッとするものがありました。
どの現場でもなかなか女性が活躍させてもらえない様子を目にしてきた私は危機感を覚えました。
自分は英語・フランス語のスキルがあったから貿易の仕事をさせてもらえた。
特別なスキルのない女性たちはどうなってしまうのだろう?
私達の世代は年金もおそらくもらえない。
未婚のまま定年を迎える人も多い。
結婚したとしても今は夫婦のお財布は別。
終身雇用もほぼない時代。
それなら起業し、女性が活躍できる会社を作ろう。
雇い入れた方たちには直ちに経営レベルのお仕事を任せ、いずれ独立起業して頂こう。
これが人生の浮き沈みを経験した私の起業理由です。
弊社では将来経営者を目指す志の高い方を常時募集しています。
女性の真の社会進出に共感する方、履歴書・職務経歴書をメールにてご送付下さい。
真に女性が輝ける未来をつくっていきましょう。
ご応募、心よりお待ちしております。
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